種族 ヒト、アウラ、サカナ、サニ、オセル
◇ヒト
ナヴァグラハで一番多く繁殖している種族。
ナヴァグラハ全体の生き物を一括りに「ヒト」と呼称する場合もある。
・寿命は70年ほど
◆スーリヤン
ラーフの人々がスーリヤに住む者を差別する言い方。
幼少からの教育で、スーリヤンは野蛮で教養のないものばかりだと教えられている。
ラーフとスーリヤは地理的に離れており、近年ではラーフは鎖国状態に入っている。その為、教えられた話をそのまま信じている者が多く存在する。
◆チャンド
他では見られない黒い髪を持つ者たち。
魔力を持つ者が多いが、身体的特徴はヒトと変わらない。
「黒」は闇の竜の色であり、今も差別意識は根強く残っている。
公には禁止されているが、奴隷としてチャンドを捕える者たちも居る。
・魔力
一般の人々にはあってもなくても変わりない為、魔力の有無を気にする者は少ない。
陣術を用いる際に魔力が必要だが、あらかじめ陣に魔力を込めることが出来るからである。
・陣術
魔力を込めた図形を用いる事で、様々な効果を発揮する術。
一般的なものは、ある地点から別の場所へ一瞬で移動を可能にする移動術で、使用するにはある程度知識と素養のある者に限られる。商人の中には陣術師を雇う者も多い。
魔力の無いものでも使える陣術も存在する(ただし事前に準備が必要)
◇長耳族(aura/アウラ)
名前の通り長い耳が特徴の種族。耳以外はヒトとそれほど差は無い。
風の精(ヒトは視認できない)と仲が良く、よくお喋りするらしい。
やたら頑丈な体だが、戦闘を好むものは少なく、温厚な性格の者が多い。
・寿命は120年程。ヒトより長生き。
外見は20を越えた辺りからあまり変化しない。
100をこえてもほぼ20代の若々しい見た目だったりする。
寿命を迎えると、風に還ると言われている。
結婚適齢期は20~35歳くらい。
◆サカナ
ブドゥハの海に多く生息する種族。
外見は食用に捕獲される個体とも似ているが、彼らは知能を持ち、尾の辺りにアクアリングがある。
・海の小さな生物を食べて生きている。
長時間、水から離れると干からびてしまう。
◇サニ
シャニの地の底に住んでいる巨人族。
細かい種族の呼び分けがされているわけではなく、地底に住む巨人=サニと呼ばれる。
「東の離れ洞窟のサニ」のように、住んでる場所も合わせて自己紹介したりする。
暗い地底で生活するにつれ、視力を失っている一族が大半で、代わりに他の感覚が鋭くなっている。
・主食は虫や地底で育つモイモイ
風呂に入る習慣は無い。たまに繊維の多い植物で痒い所をごしごしする。
・岩を掘り進めて、足場を組んだような通路が沢山ある。
アリの巣みたいに横穴とか小部屋が点在しており、何人かずつに分かれて生活する。
血の繋がりは重視せず、一つの集落のサニ全員が家族という認識。
◇オセル
白羽(しらは)の一族。翼人。
ヒトの姿に白翼を背に生やした種族。瞳は黒だが、天使のような外見からか、嫌う者はあまりいない。
・アインスラントと似たような山岳地帯のあちらこちらでひっそりと暮らしてる。
狩りをしたり山でも育つ物を育てたり、暮らしぶりもあまり変わらない。
(オセルは単体で空を飛べるため、狩りの仕方は変わってくる)
・住居は藁葺きの家。壊れてもすぐに作れるような簡単な家。
保存食といくつかの薬、狩りに使う道具位しか置いてない。服は着てるものだけ。
水浴びをするときに服も洗う。
他種族の血が混じる事を嫌い、白羽以外と子を作ると黒い羽になると言われている。